Notionカレンダーは予定表ではなく“行動の鏡”だった

ノマドワークフロー

予定と実績をつなぐ、税理士のリアル運用術

税理士業務では、顧問対応、申告、面談、社内作業など、多くの予定を並行して管理する必要があります。

一般的にはGoogleカレンダーを中心にスケジュールを組みますが、
予定は見えても、実際に何をどのくらい行ったのかまでは見えにくい。

そこで、私が活用しているのが Notionカレンダー+やったことリストDBの連携 です。

Notionカレンダーの本質は「DB連携」にある

Notionカレンダーは単体で使うよりも、
データベース(DB)と連携して使うことで真価を発揮します。

たとえば、「やったことリストDB」をNotionカレンダーに追加しておくと、
Googleカレンダーで登録した予定を見ながら、
その日の実績をNotion上で直接登録できます。

  • カレンダー上の日付をクリックして「やったことリストDB」に登録
  • 予定と実績を同じ時間軸で並べて表示
  • TODOリストに入れ忘れた作業も、カレンダーから登録可能

結果として、

「今日何をどのくらいこなしたか」が、時間軸で見える化されます。

Notionカレンダー×Googleカレンダーの関係性

NotionではGoogleカレンダーと連携できますが、
現状は 一方向同期 にとどまります。

  • ✅ Notionで作成した予定はGoogleカレンダーにも反映される
  • ⚠️ しかし、Googleカレンダーで作成した予定はNotion DBには登録されない

つまり、
Googleカレンダーで登録 → Notionで閲覧 は可能。
ただし、Notion上のDB情報(例:やったことリスト)はGoogleカレンダー単独では見えないのです。

予定×実績を“重ねて”見るという発想

Notionカレンダーの真価は、「予定」と「実績」を同一画面に並べて見られること。

たとえば、午前中の顧問対応、午後の作業時間、夜のMTG。
それぞれの予定の下に、「実際にやったことリスト」が重なる構成にすれば、

予定と現実のズレが一目でわかる。

これが意外と便利で、
日報を作るときや週次レビューのときに「どの時間帯に集中していたか」も分析できます。

スマホアプリの“惜しいポイント”

現状、Notionカレンダーのスマホアプリは最大3日間表示まで。
PC版では週表示も快適で俯瞰性が高いのですが、
スマホでは「全体を見渡す」ことが難しいのが正直なところです。

そのため、私はこう使い分けています。

  • 📱 スマホ:短期(当日~3日間)の実績記録
  • 💻 PC:週単位の俯瞰と予定調整

現場での“軽作業”はスマホで、
週次の「見直し」はPCで。
この切り替えが今のところベストです。

「行動を記録する」という新しいカレンダーの使い方

従来のカレンダーは「予定を入れる」ためのツール。
Notionカレンダーは「行動を残す」ためのツール。

この違いは大きく、

「入力するカレンダー」から「記録するカレンダー」への転換
といえます。

予定の登録も、実績の記録も、すべてNotionのDBにつながる。
つまり、時間をベースにした業務履歴そのものが資産化されるのです。

まとめ:予定と実績がつながると、行動が変わる

Notionカレンダーを使うことで、
予定と実績をひとつの時間軸で見られるようになり、
「やるべきこと」と「できたこと」のギャップが明確になります。

その結果、

  • やり残しの防止
  • 時間の使い方の最適化
  • 行動ログの体系化

が同時に実現できます。

💬 最後に
スマホ表示の制約はあるものの、
Notionカレンダーは「事務所運営の見える化ツール」として非常に優秀です。
予定表ではなく、行動の鏡として活用する。

これが、私がNotionカレンダーを使い続ける理由です。