PCは“消耗品”。ノマド流・道具のメンテナンス術

ノマドスタイル

PCは仕事の相棒。
でも、その「相棒」に過信は禁物です。

税理士としても、ノマドワーカーとしても、日々の作業の大半はこの1台の上で行われます。
だからこそ私は、PCを“消耗品”として扱うようにしています。

壊れる前提で運用する。
壊れても仕事が止まらないように仕組みを作っておく。
それが、ノマドスタイルの基本です。

PCは消耗品 ― 壊れる前提で考える

昔はPCが「固定資産」扱いされるほど高価でした。
でも今では、10万円以下でも十分に仕事ができる性能のものが手に入ります。

だから、無理に使い続けるよりも「壊れたら買い替え」のほうが合理的。
再起動の頻発、ブルースクリーン、動作の遅延――。
そんな症状が出てきたら、もう買い替え時です。

修理に出す時間こそ、最大のロス。
ノマドワーカーにとっては「止まらない仕組み」が最優先です。

データは“外に逃がす”のが基本

PCの中にデータをため込むほど、壊れた時のダメージは大きくなります。
私は常に、以下のルールで運用しています。

  • PC本体には作業中データのみ保存
  • バックアップはクラウド or 外付けHDDに自動化
  • 週1でバックアップの確認をルーチン化

クラウド(Google Drive、Dropboxなど)をメインにすれば、
別のPCやタブレットでもすぐ作業を再開できます。

「データはクラウドが本体、PCは端末にすぎない」

この意識を持つだけで、突然のトラブルにも動じなくなります。

ソフトウェアの相性にも注意

仕事柄、税務ソフトや会計ソフトを複数インストールすることもあります。
しかし、アプリ同士の相性が悪くて不具合が起きることも。

  • 立ち上がりが遅い
  • 画面が固まる
  • 起動時にエラーが出る

こうした症状の多くは「同種ソフトの共存」が原因です。

ポイント
不要なソフトはアンインストール。
使わないアプリは潔く削除して、環境をシンプルに。

ノマドワーカーは、環境構築も“ミニマル”であるべきです。

バックアップは「習慣」にする

バックアップの最大の敵は「めんどくささ」です。
だから私は、完全自動化にしています。

  • 毎週日曜深夜に自動バックアップ
  • 外付けHDDとクラウド両方に保存
  • バックアップ完了通知をGmailに送信

この仕組みを1回作っておけば、何もしなくても守られます。
手動バックアップは人間に任せてはいけません(笑)

“道具を整える”ことは、“思考を整える”こと

PCのメンテナンスは、実は自分の思考の整理でもあります。

  • データをクラウドにまとめる → 情報の所在が明確になる
  • 不要なアプリを削除する → 今の仕事に必要なツールが見える
  • 定期的に整理する → 頭の中もスッキリする

効率化とは、道具を減らすこと。
ノマドワークスの理念にも通じる部分です。

まとめ:PCは使い捨てではなく、“循環する道具”

PCを大切に使うことと、執着しないこと。
そのバランスが大切です。

壊れたら買い替える。
でも、データや仕組みは次のPCにすぐ引き継げる。
これが「壊れても止まらない働き方」。

ノマドスタイルにおいて、PCは“消耗品”であり“資産”でもあります。
あなたの仕事を止めない仕組みづくりを、今日から始めましょう。