【レビュー】PLAUD NOTE AIを試してみた|話すことに集中できる環境づくりの第一歩

ノマドツール

ノマドシンクワークスでは、「文化を守る仕事」をテーマに、お寺や地域の担い手の方々との対話を大切にしています。

そんな中で気づいたのが、「話を聞きながら、記録を取るのがとても大変だ」ということ。

今回は、対話に集中できる環境を作るために導入した「PLAUD NOTE AI」のレビューをお届けします。

必要性を感じたきっかけ:住職へのヒアリング中に気づいた課題

地元の副住職の友人にお寺の現状をヒアリングしていたときのこと。
話しながら内容をメモしようとしても、内容が深くなるほど記録が追いつかない…。

貴重な話を聞いているはずなのに、記録が中途半端になってしまうジレンマ。
「録音→文字起こし→要約」まで自動でしてくれるツールがあればと強く感じました。

Geminiで感じたAI文字起こしの可能性

まず試したのはGoogle Meet+Geminiの組み合わせ。
Meetの会議を録音すれば、Geminiがその内容を要約付きでGmailに送ってくれます。

要点をきれいに整理してくれるので、議事録として非常に便利。
ただし、これはあくまでGoogle Meetでの利用が前提。対面やZoomには使えないという限界がありました。

Meet以外の文字起こしをしたい——PLAUD NOTEの導入とスペック紹介

Zoomや電話など、Google Meet以外のWeb会議でも文字起こしを行いたいと考え、次に選んだのが「PLAUD NOTE AI」でした。

PLAUD NOTE AIの主なスペック

  • サイズ:85.6mm × 54.1mm × 2.99mm(クレジットカードサイズ)
  • 重量:約30g
  • 内蔵マイク:MEMSマイク×2、VCSマイク×1
  • バッテリー容量:400mAh(フル充電:約2時間)
  • 連続録音時間:最大30時間
  • スタンバイ時間:最大60日間
  • ストレージ:64GB
  • 有効録音範囲:約10メートル
  • 接続方式:Bluetooth 5.3、Wi-Fi、マグネット式USBケーブル
  • 対応OS:iOS 13以降/Android 9以降
  • 対応言語:日本語、英語、中国語など112言語
  • 録音モード:通常録音モード、通話録音モード

Zoom会議での活用方法

PLAUD NOTEはPCに直接接続して会話の両方を録音する仕様ではないため、以下のように運用しています。

  1. 自分の音声:ヘッドセットで相手にクリアな音声を届ける
  2. 相手の音声:パソコンのスピーカーから出力
  3. 録音:PLAUD NOTEをスピーカー近くに置き、音声を録音

この方法でZoomの内容も問題なく文字起こしできました。

データの同期がラクで感動

録音後はBluetoothでスマホと自動同期。手間なく文字起こしデータが反映されます。
自動要約機能もあり、議事録としての活用にも便利です。

chatGPTとの連携が抜群

PLAUD NOTEで取得した全文文字起こしをGPTに読み込ませ、ヒアリングの温度感や認識のすり合わせに活用しています。
人の言葉のニュアンスを大切にする場面では、要約より全文が活きます。

会議の履歴整理が圧倒的に楽になる

文字起こし → GPTでNotion用要約 → Notion貼り付け、の流れが非常にスムーズ。

記録の「見える化」や情報共有、議事録作成が格段に楽になりました。

おわりに:PLAUD NOTEは「人と向き合う仕事」にこそ使いたいツール

PLAUD NOTEは、ただの文字起こしガジェットではなく「話すことに集中できる」環境を提供してくれる相棒です。

文化や地域、人の声を大切にしたい方にとって、これほど頼れるパートナーはないかもしれません。

【編集後記】

法人の口座開設も完了しました。

あとは法人のクレジットカードの審査が通れば、ノマド本体の効率化始動ですね。