毎月の経理・会計業務で「同じ作業の繰り返し」に疲れていませんか?
売上や経費の集計、源泉徴収の計算、Excel表の整形など…本来は数値を分析して意思決定に使いたいのに、下処理に時間が奪われてしまう方も多いと思います。
そんな悩みを解決してくれるのがPower Query(パワークエリ)です。
Power Queryとは?
Excelに標準搭載されているPower Queryは、データの「取得」「変換」「読み込み」を効率化するツールです。
税務・会計の現場では、毎月繰り返すルーティン作業を自動化する強力な武器になります。
Power Queryの基本的な流れ

- データ取得:CSVやExcel、フォルダ内の複数ファイルを取り込む
- 変換:不要列の削除、文字列や日付の統一、複数表の結合
- 読み込み:Excelシートやピボットテーブルに出力
一度設定してしまえば、翌月以降はボタンを押すだけで同じ処理を繰り返せます。
実務での活用事例
例えば、私が実際に構築したホステス報酬の自動集計では、
フォルダに報酬明細を入れるだけで、
- 月次報酬
- 出勤日数
- 控除額
- 源泉徴収額
- 最終支払額
を自動算出できる仕組みを作りました。
詳細は以下の記事をご覧ください:ホステス報酬自動集計の仕組み
これまで数時間かかっていた作業が、数秒で完了するようになり、現場の負担を大幅に減らせました。
Power Queryが得意とする処理
- データクレンジング:空白行や不要列の削除、文字の置換
- 加工:数値列や日付の整形、複数ファイルの結合
- 集計:売上や経費を条件ごとにまとめる
「毎月同じことをしている」と感じる作業こそ、Power Queryの出番です。
GPTと一緒に活用する
「便利そうだけど難しそう…」と思う方もいるかもしれません。
確かにPower Queryの細かい設定やM言語は専門的ですが、今はGPTのようなAIと会話しながら構築できる時代です。
「複数のExcelを結合したい」「日付列を統一したい」などの要望をGPTに伝えると、具体的な操作手順やコード例を提示してくれます。
自分ひとりでは調べきれない内容も、会話形式で疑問を解決しながら仕組みを作ることができます。
税務・会計の現場でのメリット
- 仕訳や証憑整理にかかる時間を大幅に削減
- 属人化を防ぎ、誰でも同じ処理ができる仕組みを構築
- ルーティン作業を減らし、付加価値業務に集中できる
まとめ
Power Queryは、非エンジニアでも使える実務自動化の入口です。
税務・会計の現場に取り入れることで、毎月のルーティン作業を減らし、本当に注力すべき業務に時間をシフトできます。
次回は、チーム運用で欠かせない相対パス設定について解説する予定です。