税理士の仕事は、会計や税金の計算・申告だけではありません。
お客様の経営判断を支え、時にリードしながら一緒に走る“サポートのプロ”です。
この姿勢を、私は学生時代に所属していた**アメリカンフットボールの「オフェンスライン(OL)」**に重ねています。
目立たないけれど、欠かせない存在。まさに「縁の下の力持ち」。
オフェンスラインとは?
アメフトの攻撃チームの最前線に立つ5人。
彼らはボールを持たず、スコアも取らない。
それでも、チームが前に進むためには彼らの存在が不可欠です。
- ランプレーでは、味方が走る道を体を張って切り拓く
- パスプレーでは、クォーターバック(QB)を守り抜く
彼らが倒れた瞬間、攻撃は止まる。
派手さはないけれど、全員のプレーを支える根幹です。
税理士も「チームの土台」をつくる仕事
税理士も同じです。
数字を扱うだけでなく、経営者が走りやすいフィールドを整えることが仕事。
たとえば、
- 財務データを整理して経営判断を助ける
- 効率化の仕組みを整えて動線をつくる
- 税務リスクを未然に防ぎ、安心して前に進める環境をつくる
これらはすべて、チームの「前進」を支えるためのブロック。
成果が直接自分に返ってこなくても、仲間の成果が自分の喜びになる。
そんな仕事です。
時には“リードブロック”も必要
OLはただ守るだけでなく、状況によっては先頭に立って走路を開くこともあります。
税理士も同じ。
お客様が迷った時、
誤った方向に進みそうな時は、別の選択肢を提示して前へ導く。
- 「それは節税にはなるけど、リスクが高いです」
- 「いまは守りよりも攻めに回る時期です」
冷静な視点でリードすることも、プロの役割です。
ノマドワークスが目指す“支えるプロフェッショナル”
NOMADSYNC WORKS では、こうした「支える力」を仕事の中心に据えています。
派手に見えないけれど、チームが前に進むための仕組みを作ること。
- データを整理し、情報を可視化する(Notion / kintone / Power Query)
- 自動化で日々のルーティンを軽くする(Zapier / AI連携)
- 人が本来やるべき「考える時間」を取り戻す
私にとって税理士業もIT業も、本質は同じです。
どちらも「チームを支えるための仕組みづくり」。
まとめ|縁の下の力持ちにこそ、誇りを。
税理士は、経営のオフェンスライン。
お客様というQBやRBを守り、支え、時に導く存在です。
目立たなくてもいい。
でも、支えた先でチームが前に進む瞬間――
その「音のしない勝利」にこそ、プロの誇りがある。